新NISAのクレカ積立比較 — 入会初年度と2年目以降の還元条件を分けて選ぶ

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比較・検証公開日:  更新日:

結論(30秒でわかる要点)
月10万円の積立、入会初年度の年会費差し引き 0.5%(年6,000ポイント)を比較基準に、初年度の標準付与率と年会費を計算 dカード GOLD 積立の上乗せ(年・対0.5%) +7,200P 年会費 11,000円 積立だけでは −3,800円/年 ドコモ料金10%等の特典で回収する前提 三井住友カード ゴールド(NL) 積立の上乗せ(初年度・対0.5%) +6,000P 年会費 5,500円 初年度 +500円相当/年 2年目以降は前年利用額で変動 dカード GOLD U 積立の上乗せ(年・対0.5%) +7,200P 年会費 3,300円 +3,900円/年 プラス 条件達成後、翌年請求で実質無料 ※ 月10万円×12ヶ月。初年度はゴールドNL 1.0%、dカード2券種はNISA標準1.1%で試算。 ドコモ対象プラン+1.0%・Olive資産の運用特典最大+2.0%は条件付きのため上の試算に含めない。 出典: 三井住友カード・dカード積立公式(確認日2026-07-12)|作成: クラベカ編集部(2026-07-04、更新2026-07-12)
図: 月10万円を入会初年度にクレカ積立した場合の、0.5%基準からの上乗せと年会費(クラベカ編集部試算)

よくある質問

クレカ積立は何がお得なのですか?
投資信託の積立をカード払いにすると、積立額に対してポイントが付きます。たとえば還元率0.5%のカードで月10万円を積み立てると、年間で6,000ポイント。新NISAの「つみたて投資枠」は年120万円(=月10万円)なので、枠を使い切るペースで積み立てる人ほど、貯まるポイントも大きくなります。投資のリターンとは別に、支払い方法を変えるだけで受け取れるのが利点です。
年会費無料のカードとゴールド、どちらがいいですか?
入会初年度の積立だけで比べるなら、年会費を含めて計算してください。月10万円では0.5%が年6,000ポイント、1.0%が年12,000ポイント、1.1%が年13,200ポイントです。三井住友カード ゴールド(NL)は初年度1.0%ですが年会費5,500円、dカード GOLDは標準1.1%ですが年会費11,000円です。dカード GOLD Uの年会費は3,300円で、条件達成後に翌年請求から前年分が減算されるため公式表現は「実質無料」です。積立以外の特典と2年目以降の条件も含めて選んでください。
積立の上限や、新NISAとの関係は?
カード積立の上限は各社おおむね月10万円です。これは新NISAの「つみたて投資枠」の年120万円(月10万円)と同じペースなので、つみたて枠を毎月満額使う設計とかみ合います。なお、成長投資枠を含めてさらに多く積み立てたい場合、カード払いの対象は月10万円までで、それを超える分は現金(口座引き落とし)などになります。楽天証券のように、カード決済とは別に電子マネー決済を併用できる証券もあります。
「1%還元」と書いてあっても条件があるって本当ですか?
本当です。三井住友カード ゴールド(NL)は入会初年度1.0%、三井住友カード(NL)は初年度0.5%ですが、2年目以降は前年のカード利用額で率が変わります。ゴールドNLは10万円未満0%/10万円以上100万円未満0.75%/100万円以上1.0%、NLは10万円未満0%/10万円以上0.5%です。いずれもクレカ積立額は利用額判定に含みません。さらにOliveアカウント契約・預金残高・証券資産等の条件を満たすと、非Oliveカードでも「Olive資産の運用特典」が最大+2.0%加算され、合計最大はゴールドNL 3.0%/NL 2.5%です。
証券会社はどう選べばいいですか?
「ポイントを普段使っている経済圏」に合わせるのが基本です。楽天ポイントなら楽天証券×楽天カード、Vポイントや三井住友を使うならSBI証券×三井住友カード、PayPayならPayPay証券×PayPayカード、といった組み合わせです。積立で貯まるポイントの「使い道」が普段の生活とそろっていると、ポイントを無駄なく使えます。証券口座は無料で開設でき、投資できる商品(対象ファンド)も各社で確認できます。
課税口座とNISA口座で還元率は変わりますか?
変わるカードがあります。たとえばマネックス証券のdカード積立は、NISA口座なら月10万円まで標準1.1%ですが、課税口座では積立額が増えるほど率が下がる段階制です。dカード GOLD/GOLD Uは、対象のドコモ ポイ活プランの条件を満たすと+1.0%上乗せとなり、NISAで最大2.1%です(上乗せ分は期間・用途限定のdポイント)。GOLD Uの年会費は3,300円で、所定条件達成後に翌年請求時に前年分を減算するため「無料」ではなく公式表現どおり実質無料です。本記事の図と試算は、プラン上乗せや年会費減算を含めず標準1.1%と年会費3,300円で計算しています。

クレカ積立ができる主なカードの比較(入会初年度モデル)

まず、入会初年度に適用される付与率で比較します。2年目以降に前年利用額で率が変わる三井住友カードは、次の表で分けて示します。

カード(年会費)証券会社積立還元率主な条件・注意点
楽天カード
無料
楽天証券0.5〜1.0%ファンドの代行手数料で判定(年率0.4%未満0.5%/0.4%以上1.0%)。上限月10万円(楽天ペイ残高決済併用で計月15万円)
三井住友カード(NL)
無料
SBI証券初年度0.5%入会初年度は0.5%。2年目以降は前年利用10万円未満0%/10万円以上0.5%。積立分は利用額判定に含まない。Olive資産の運用特典は条件達成で最大+2.0%
PayPayカード
無料
PayPay証券0.7%PayPayアプリの資産運用(ミニアプリ内の投資信託)が対象。上限月10万円(最大700ポイント/月)
JCB カード W
無料
松井証券0.5%当月のショッピング利用5万円以上が条件(5万円未満は付与なし・積立分は含まない)。上限月10万円
au PAY カード
無料
三菱UFJ eスマート証券0.5%一般カードは0.5%(積立額200円で1ポイント)。上限月10万円。高還元はゴールド+所定プラン等の条件付き
エポスカード
無料
tsumiki証券0.1→0.5%「がんばってるね!ポイント」。1年目0.1%から毎年+0.1%、5年目以降0.5%が上限。年2回以上の積立が条件
dカード GOLD U
3,300円(条件達成で実質無料)
マネックス証券標準1.1%
最大2.1%
NISA口座は月10万円まで標準1.1%。対象のドコモ ポイ活プランの条件を満たすと+1.0%で最大2.1%。年会費条件を達成すると翌年請求時に前年分3,300円を減算するため、公式表現は「実質無料」
dカード GOLD
11,000円
マネックス証券標準1.1%
最大2.1%
NISA口座は月10万円まで標準1.1%。対象のドコモ ポイ活プラン(ahamoポイ活、ドコモ ポイ活 MAX、ドコモ ポイ活 20)の条件を満たすと+1.0%で最大2.1%(上乗せ分は期間・用途限定のdポイント)。課税口座は段階制(月5万円以下1.1%/5万円超〜7万円0.6%/7万円超0.2%)
JCBゴールド
11,000円
(オンライン入会で初年度無料)
松井証券1.0%当月のショッピング利用5万円以上で1.0%(5万円未満は0.5%)。上限月10万円
三井住友カード ゴールド(NL)
5,500円(年100万円利用で翌年以降永年無料)
SBI証券初年度1.0%入会初年度は1.0%。2年目以降は前年利用10万円未満0%/10万円以上100万円未満0.75%/100万円以上1.0%。積立分は利用額判定に含まない。Olive資産の運用特典は条件達成で最大+2.0%

出典: 三井住友カード(SBI証券のクレカ積立)楽天証券(クレカ積立)楽天証券(積立設定上限)楽天証券(楽天ペイ残高への名称変更)マネックス証券(dカード積立)JCB(松井証券)PayPayカード三菱UFJ eスマート証券tsumiki証券(記事内数値の確認日: 2026-07-12、楽天証券の決済名称・上限の確認日: 2026-07-29)。

三井住友カードは2年目以降、前年利用額で付与率が変わる

カード入会初年度2年目以降Olive資産の運用特典
三井住友カード(NL)0.5%前年10万円未満: 0%
前年10万円以上: 0.5%
条件達成で最大+2.0%。合計最大2.5%
三井住友カード ゴールド(NL)1.0%前年10万円未満: 0%
前年10万円以上100万円未満: 0.75%
前年100万円以上: 1.0%
条件達成で最大+2.0%。合計最大3.0%

前年利用額の判定にSBI証券のクレカ積立額は含まれません。

資産条件の詳細を開く(Olive資産の運用特典)

Olive資産の運用特典は、Oliveアカウント契約のうえ、預金残高・SBI証券の資産残高など所定条件を満たした場合の加算です。対象カードはOliveフレキシブルペイに限られず、三井住友カード(NL)・ゴールド(NL)でも条件達成に応じて加算されます。

出典: 三井住友カード(NL)の付与条件ゴールド(NL)の付与条件Olive資産の運用特典(確認日: 2026-07-12)。

クレカ積立の基本 — 上限は月10万円、新NISAのつみたて枠と同じペース

クレカ積立は、投資信託の積立をクレジットカード払いにして、積立額に応じたポイントを受け取るしくみです。カード決済で積み立てられる上限は、各社おおむね月10万円。これは新NISAの「つみたて投資枠」の年間120万円(=月10万円)とちょうど同じペースなので、つみたて枠を毎月満額使う人と相性がよい設計です。

ポイントは投資のリターンとは別に受け取れるため、「どうせ積み立てるなら、対応するカード払いにするだけで年数千ポイント」という位置づけになります。まずはこの「上限月10万円」と「自分がいくら積み立てるか」を押さえると、カードごとの差を正しく比較できます。

入会初年度モデルでは、年会費無料カードの多くが0.5%

今回比較した入会初年度モデルでは、年会費無料カードの多くが0.5%です。例外は、アプリ内投信に限って0.7%のPayPayカードと、ファンドの手数料次第で1.0%になる楽天カードなどです。三井住友カード(NL)は入会初年度0.5%で、2年目以降は前年のカード利用額10万円未満なら0%、10万円以上なら0.5%です。

条件判定に使うショッピング利用額には、クレカ積立額そのものを含まないカードがあります。三井住友カードは前年利用額、JCB カード Wは当月のショッピング利用額で判定されるため、積立以外のカード利用も確認してください。Olive資産の運用特典も、最大+2.0%を受けるにはOliveアカウント契約と資産条件等の達成が必要です。

入会初年度のゴールドは、積立の上乗せから年会費を引いて比べる

ゴールドの付与率だけでなく、初年度に実際にかかる年会費を同時に見ます。以下は月10万円を12か月積み立て、0.5%で得る年6,000ポイントとの差を計算したクラベカ編集部試算です。dカードの対象ポイ活プラン+1.0%とOlive資産の運用特典最大+2.0%は、それぞれ別条件があるため含めません。

例外として、年会費を「積立以外の特典」で回収できる人——ドコモ・auの通信料金割引、旅行傷害保険、空港ラウンジ、対象店での高還元などを実際に使う人——は、ゴールドの1%が上積みでついてくる形になり、十分に得です。逆に「積立のためだけ」にゴールドを作るなら、多くの場合は無料カードのほうが合理的です。ゴールドの損益分岐はゴールドカードは年会費の元を取れるかでも解説しています。

証券会社は「使っている経済圏」に寄せる

どの証券を選ぶかは、普段使っているポイント経済圏に合わせるのが基本です。積立で貯まるポイントの使い道が生活とそろっていると、無駄なく使えます。

自分に合うカードがまだ絞れないときは、クレカ診断年間お得額シミュレーターで、ふだんの使い方を含めた年間のお得額を試算できます。

まとめ

クレカ積立に使うカードの詳細・申込

年会費・積立還元率・条件・上限は各カードの個別ページ(出典つき)と各公式サイトで確認できます。まず年会費無料で始めやすい3枚を挙げます(ゴールドは上の表・本文を参照)。

楽天カード
年会費: 永年無料 / 基本還元率: 1.0%(楽天ポイント)
楽天カードを申し込む →
三井住友カード(NL)
年会費: 永年無料 / 基本還元率: 0.5%(Vポイント)
カードの詳細・申込を見る →
PayPayカード
年会費: 永年無料 / 基本還元率: 1.0%(PayPayポイント)
※ 基本1.0%を受けるには、本会員カードをPayPayアプリに登録し、PayPayの本人確認(eKYC)を完了する必要があります。未登録・未完了はポイント付与対象外です
カードの詳細・申込を見る →

申込前に必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。

本記事の内容は各社公式サイトで確認した情報(確認日: 2026-07-12)にもとづきます。積立還元率・上限・前年利用額条件・資産条件・対象ファンドは変更される場合があります。投資信託は元本割れのリスクがあります。申込・積立の前に各公式サイトで最新の条件をご確認ください。

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