新NISAのクレカ積立比較 — 入会初年度と2年目以降の還元条件を分けて選ぶ
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- 月10万円を入会初年度に積み立て、0.5%基準の上乗せから年会費を引くなら、18〜29歳向けdカード GOLD Uが年+3,900円相当です
- 同じモデルでは、三井住友カード ゴールド(NL)が年+500円相当、dカード GOLDが年−3,800円相当。積立以外の特典を使わないなら、1.1%という率だけでdカード GOLDを選びません
- 三井住友カードは2年目以降、前年のカード利用額で0〜1.0%に変動。Oliveアカウントや預金残高・証券資産等の条件を満たす「Olive資産の運用特典」は最大+2.0%です
よくある質問
クレカ積立は何がお得なのですか?
年会費無料のカードとゴールド、どちらがいいですか?
積立の上限や、新NISAとの関係は?
「1%還元」と書いてあっても条件があるって本当ですか?
証券会社はどう選べばいいですか?
課税口座とNISA口座で還元率は変わりますか?
クレカ積立ができる主なカードの比較(入会初年度モデル)
まず、入会初年度に適用される付与率で比較します。2年目以降に前年利用額で率が変わる三井住友カードは、次の表で分けて示します。
| カード(年会費) | 証券会社 | 積立還元率 | 主な条件・注意点 |
|---|---|---|---|
| 楽天カード 無料 | 楽天証券 | 0.5〜1.0% | ファンドの代行手数料で判定(年率0.4%未満0.5%/0.4%以上1.0%)。上限月10万円(楽天ペイ残高決済併用で計月15万円) |
| 三井住友カード(NL) 無料 | SBI証券 | 初年度0.5% | 入会初年度は0.5%。2年目以降は前年利用10万円未満0%/10万円以上0.5%。積立分は利用額判定に含まない。Olive資産の運用特典は条件達成で最大+2.0% |
| PayPayカード 無料 | PayPay証券 | 0.7% | PayPayアプリの資産運用(ミニアプリ内の投資信託)が対象。上限月10万円(最大700ポイント/月) |
| JCB カード W 無料 | 松井証券 | 0.5% | 当月のショッピング利用5万円以上が条件(5万円未満は付与なし・積立分は含まない)。上限月10万円 |
| au PAY カード 無料 | 三菱UFJ eスマート証券 | 0.5% | 一般カードは0.5%(積立額200円で1ポイント)。上限月10万円。高還元はゴールド+所定プラン等の条件付き |
| エポスカード 無料 | tsumiki証券 | 0.1→0.5% | 「がんばってるね!ポイント」。1年目0.1%から毎年+0.1%、5年目以降0.5%が上限。年2回以上の積立が条件 |
| dカード GOLD U 3,300円(条件達成で実質無料) | マネックス証券 | 標準1.1% 最大2.1% | NISA口座は月10万円まで標準1.1%。対象のドコモ ポイ活プランの条件を満たすと+1.0%で最大2.1%。年会費条件を達成すると翌年請求時に前年分3,300円を減算するため、公式表現は「実質無料」 |
| dカード GOLD 11,000円 | マネックス証券 | 標準1.1% 最大2.1% | NISA口座は月10万円まで標準1.1%。対象のドコモ ポイ活プラン(ahamoポイ活、ドコモ ポイ活 MAX、ドコモ ポイ活 20)の条件を満たすと+1.0%で最大2.1%(上乗せ分は期間・用途限定のdポイント)。課税口座は段階制(月5万円以下1.1%/5万円超〜7万円0.6%/7万円超0.2%) |
| JCBゴールド 11,000円 (オンライン入会で初年度無料) | 松井証券 | 1.0% | 当月のショッピング利用5万円以上で1.0%(5万円未満は0.5%)。上限月10万円 |
| 三井住友カード ゴールド(NL) 5,500円(年100万円利用で翌年以降永年無料) | SBI証券 | 初年度1.0% | 入会初年度は1.0%。2年目以降は前年利用10万円未満0%/10万円以上100万円未満0.75%/100万円以上1.0%。積立分は利用額判定に含まない。Olive資産の運用特典は条件達成で最大+2.0% |
出典: 三井住友カード(SBI証券のクレカ積立)/楽天証券(クレカ積立)/楽天証券(積立設定上限)/楽天証券(楽天ペイ残高への名称変更)/マネックス証券(dカード積立)/JCB(松井証券)/PayPayカード/三菱UFJ eスマート証券/tsumiki証券(記事内数値の確認日: 2026-07-12、楽天証券の決済名称・上限の確認日: 2026-07-29)。
三井住友カードは2年目以降、前年利用額で付与率が変わる
| カード | 入会初年度 | 2年目以降 | Olive資産の運用特典 |
|---|---|---|---|
| 三井住友カード(NL) | 0.5% | 前年10万円未満: 0% 前年10万円以上: 0.5% | 条件達成で最大+2.0%。合計最大2.5% |
| 三井住友カード ゴールド(NL) | 1.0% | 前年10万円未満: 0% 前年10万円以上100万円未満: 0.75% 前年100万円以上: 1.0% | 条件達成で最大+2.0%。合計最大3.0% |
前年利用額の判定にSBI証券のクレカ積立額は含まれません。
資産条件の詳細を開く(Olive資産の運用特典)
Olive資産の運用特典は、Oliveアカウント契約のうえ、預金残高・SBI証券の資産残高など所定条件を満たした場合の加算です。対象カードはOliveフレキシブルペイに限られず、三井住友カード(NL)・ゴールド(NL)でも条件達成に応じて加算されます。
出典: 三井住友カード(NL)の付与条件/ゴールド(NL)の付与条件/Olive資産の運用特典(確認日: 2026-07-12)。
クレカ積立の基本 — 上限は月10万円、新NISAのつみたて枠と同じペース
クレカ積立は、投資信託の積立をクレジットカード払いにして、積立額に応じたポイントを受け取るしくみです。カード決済で積み立てられる上限は、各社おおむね月10万円。これは新NISAの「つみたて投資枠」の年間120万円(=月10万円)とちょうど同じペースなので、つみたて枠を毎月満額使う人と相性がよい設計です。
ポイントは投資のリターンとは別に受け取れるため、「どうせ積み立てるなら、対応するカード払いにするだけで年数千ポイント」という位置づけになります。まずはこの「上限月10万円」と「自分がいくら積み立てるか」を押さえると、カードごとの差を正しく比較できます。
入会初年度モデルでは、年会費無料カードの多くが0.5%
今回比較した入会初年度モデルでは、年会費無料カードの多くが0.5%です。例外は、アプリ内投信に限って0.7%のPayPayカードと、ファンドの手数料次第で1.0%になる楽天カードなどです。三井住友カード(NL)は入会初年度0.5%で、2年目以降は前年のカード利用額10万円未満なら0%、10万円以上なら0.5%です。
条件判定に使うショッピング利用額には、クレカ積立額そのものを含まないカードがあります。三井住友カードは前年利用額、JCB カード Wは当月のショッピング利用額で判定されるため、積立以外のカード利用も確認してください。Olive資産の運用特典も、最大+2.0%を受けるにはOliveアカウント契約と資産条件等の達成が必要です。
入会初年度のゴールドは、積立の上乗せから年会費を引いて比べる
ゴールドの付与率だけでなく、初年度に実際にかかる年会費を同時に見ます。以下は月10万円を12か月積み立て、0.5%で得る年6,000ポイントとの差を計算したクラベカ編集部試算です。dカードの対象ポイ活プラン+1.0%とOlive資産の運用特典最大+2.0%は、それぞれ別条件があるため含めません。
- dカード GOLD(年会費11,000円・標準1.1%):上乗せは年7,200ポイント。年会費11,000円には届かず、標準条件の積立だけなら年3,800円分のマイナス。対象ポイ活プランの+1.0%はこの試算に含めていません。ドコモ料金10%還元など、積立以外の特典も含めて判断します。
- 三井住友カード ゴールド(NL)(初年度1.0%・年会費5,500円):0.5%からの上乗せは年6,000ポイント。初年度年会費を引くと+500円相当です。2年目以降は前年10万円未満0%/10万円以上100万円未満0.75%/100万円以上1.0%。年間100万円利用で翌年以降の年会費も永年無料になります。
- dカード GOLD U(年会費3,300円・標準1.1%):上乗せは年7,200ポイントで、年会費を引くと+3,900円相当。対象ポイ活プランの+1.0%は含めていません。年会費条件を達成すると翌年請求時に前年分3,300円が減算されるため、公式表現は「実質無料」です。
例外として、年会費を「積立以外の特典」で回収できる人——ドコモ・auの通信料金割引、旅行傷害保険、空港ラウンジ、対象店での高還元などを実際に使う人——は、ゴールドの1%が上積みでついてくる形になり、十分に得です。逆に「積立のためだけ」にゴールドを作るなら、多くの場合は無料カードのほうが合理的です。ゴールドの損益分岐はゴールドカードは年会費の元を取れるかでも解説しています。
証券会社は「使っている経済圏」に寄せる
どの証券を選ぶかは、普段使っているポイント経済圏に合わせるのが基本です。積立で貯まるポイントの使い道が生活とそろっていると、無駄なく使えます。
- 楽天ポイント/楽天証券を使うなら 楽天カード(0.5%、ファンドによって1.0%)。楽天市場や楽天ペイでポイントを使いやすい。使い方は楽天カードの還元を最大化する使い方も参照
- SBI証券/Vポイント・三井住友を使うなら 三井住友カード(NL)(入会初年度0.5%。2年目以降は前年10万円以上で0.5%)。Olive資産の運用特典は所定条件達成で最大+2.0%
- PayPay経済圏なら PayPayカード(0.7%・アプリ内投信が対象)
- 松井証券を使うなら JCB カード W(0.5%・当月5万円利用)
- ゴールドで1%以上を比較するなら、初年度1.0%で2年目以降は前年利用額で率が変わる 三井住友カード ゴールド(NL)、18〜29歳なら dカード GOLD U が候補
自分に合うカードがまだ絞れないときは、クレカ診断や年間お得額シミュレーターで、ふだんの使い方を含めた年間のお得額を試算できます。
まとめ
- 基本比較は入会初年度モデル。三井住友カード ゴールド(NL)は1.0%、NLは0.5%、dカード GOLD/GOLD UのNISA標準付与率は1.1%
- 三井住友カードは2年目以降、前年利用額で0〜1.0%に変動。Olive資産の運用特典は所定条件達成で最大+2.0%(合計最大はゴールドNL 3.0%/NL 2.5%)
- 月10万円の初年度試算では、0.5%からの上乗せは年6,000〜7,200ポイント。年会費と、条件達成後に適用される実質無料・永年無料を分けて判断する
- 証券は使っている経済圏に寄せる。まずは無料カード+NISAつみたて枠から始めるのが手堅い
クレカ積立に使うカードの詳細・申込
年会費・積立還元率・条件・上限は各カードの個別ページ(出典つき)と各公式サイトで確認できます。まず年会費無料で始めやすい3枚を挙げます(ゴールドは上の表・本文を参照)。
申込前に必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。
本記事の内容は各社公式サイトで確認した情報(確認日: 2026-07-12)にもとづきます。積立還元率・上限・前年利用額条件・資産条件・対象ファンドは変更される場合があります。投資信託は元本割れのリスクがあります。申込・積立の前に各公式サイトで最新の条件をご確認ください。